オーナーに聞く GORDON MILLER MOTORSがある暮らし。
GORDON MILLER MOTORSの実際のオーナーからリアルな話を伺う【OWNER’S VOICE】。4回目となる今回は、愛知県で飲食業を営む宮田さんにインタビュー。乗られているのはGORDON MILLER NV200。仕事と車にまつわるさまざまなエピソードとともにNV200に対する想いを伺いました。
目次
・ 初めて出会った「買いたい」と思える車・ 派手すぎず、無駄がなく、シンプルで、長く共に歩んでいけるもの
・ 多様な職歴と車遍歴で出会ったGORDON MILLER NV200
・ もっともっと使っていきたい
初めて出会った「買いたい」と思える車
実はちょうど、マルシェの出店にも使えるようなハイエースかNV200を探していたんですよ。色のイメージはベージュ系で。いろいろ調べていると”GORDON MILLER”が出てきて、近くで実際の車が見られるということなので時間をつくってディーラーさんに行ってみたんです。夜で、閉店間際だったかな。そこにあったのがコヨーテカラーのNV200でした。20〜30分展示車両をガチャガチャいじらせてもらいながらマルシェに使えるかどうか見定めていたんですけど、しっくりきちゃって。あ〜、探していたのはこういう車だった、って感じで。キッチンカー仲間にも乗っている人はいないし、見た目も可愛くて目立ちますしね。
お弁当やお菓子をつくって什器やテントをすべて一人で車に積んで、ってすごく重労働なんです。でもこの車ならその作業も楽しくなるかなって思えて。シートアレンジも多彩で荷物が積みやすく、車内販売可能なのでテントも必要なくなる。仕事にもプライベートにも使用出来てQOLが向上する!そう思いました。なので次の日にはお店に電話して、購入したいことを伝えていました(笑)。いままでもそれなりに車には乗ってきているんですけど、「買いたい」って思ったのはこのGORDON MILLER NV200が初めてだったんです。
派手すぎず、無駄がなく、シンプルで、長く共に歩んでいけるもの
「ほしのこ食堂」というお弁当やお菓子のお店を5年半ほど前に始めました。このお店はDIYがOKな物件なのですが、あくまでシンプルに、というのが自分の目指す形。変にごちゃごちゃしすぎず、でもかゆいところにはちゃんと手がとどく、みたいなイメージです。華美な流行りのモノはどちらかというとあまり好きではなくて、お店の道具にもアンティークや和の古道具など味のあるモノを取り入れています。派手さはないけれど、そういったものの経年変化を見つめていくのはいいですよね。
GORDON MILLER NV200も同じようなところがあるのでしっくりきているのかも知れません。無駄な部分がないからレイアウトしやすいし、シンプルさがいい。いろいろ最初からついていてもどうせ使わなかったり飽きてきたりするから、だったら自分の好きな様に手を加えながら永くこの車と歩んでいけたら良いなって思ったんです。車内のウッド部分も使っているうちに経年変化をしていくということなので、どんな風に変化していくか、経過も楽しみにしています。「何この車!」というきっかけで話しかけてくださるお客さんや同業者の方もたくさんいたりして、いまとなってはこの車も大事なコミュニケーションツールになっていますよ。
この車の好きなところってたくさんあるんですけど、やはり一番目に止まったのはカラーですね。ベージュ系で探していたとお話ししましたが、探してみるとベージュ系の車といってもいろんなベージュがあるんですよ。そんな中でこのコヨーテカラーが、これこれ!って感じでした。商用車ベースらしいマットなバンパーも個人的には好きで。カラーとの相性もいいですよね。シートも可愛いしレイアウトもいろいろ変更できるし、基本的には全部良いです。私、マルシェに出店したあととか疲れて車内で寝てしまうことが多々あって、そういうときにもこの車ならちゃんと横になって寝られるので最高ですよ。カーテンもちゃんとありますしね。
以前の車では無理やり運転席から助手席に倒れこんで寝ていて、警察に心配されて声をかけられたりもしたので、もうそんな心配は要らなくなりました(笑)。
多様な職歴と車遍歴で出会ったGORDON MILLER NV200
昔から食べることが好きだったこともあり、調理師になることしか考えていなかったので高校を卒業してすぐに調理師学校に進学しました。事業をしている父と美容師の母のもとで、「手に職をつけろ」という教育を受けていた影響もあったと思います。卒業後に勤めたレストランでは機械で大怪我をしてしまったことが理由で数ヶ月で退職することになってしまったんですが、少しお休みしたあとに福祉施設の調理師になりました。そこで配食サービスのご飯を作らせていただいていた際、あるお爺さんが亡くなりました。その後ご家族の方から「最後の食事があなたの肉じゃがでおいしいおいしいと言って亡くなりました。本当にありがとうございました。」そうお声がけいただいたことがあったんです。私は「大変な仕事をしていたんだ」ってことに気付いて、そこから仕事に対する姿勢が変わりました。
それからは一念発起して栄養士の専門学校に通ったり、病院や幼稚園で調理師兼栄養士として働いたり、勉強のために市場でバイトをさせてもらいながらマルシェの出店をし始めたり、寝る間も惜しんで動いてきました。そんな経験があってこそいまはイベント出店をメインにお仕事しています。
そんな職歴の中でも傍には常に車があって。私たちの時代は、女の子が最初に買う車といえばニッサンのマーチ。私もマーチから始まったのですが1年くらいで当て逃げされて乗り換え。次に買い替えたのがホンダのライフでした。その頃から軽自動車の機能が飛躍的に向上してて「意外と軽って便利だな」と思いながら、ライフは気付いたら12年くらい乗っていましたね。そのあとは父が乗っていたマツダのアテンザに。見た目は男の子っぽかったですけどあくまで道具として考えればとても良かったです。このころにマルシェの出店なんかも本格化してきていたので、いよいよ実用重視になって小回りが利く大容量の車としてスズキのエブリィに乗り換えました。これももう、本当に道具としての目線でのチョイスでした。
ありがたいことにそこからさらに仕事が順調に進んで、それにしたがってさらに大きい車が必要になってきたので、プライベートでも仕事でも使えるような商用車を探しはじめたんです。そんな中で出会ったのがGORDON MILLER NV200だったということですね。
もっともっと使っていきたい
まだ全然使いきれていないんです。本当はもっと使いたいんです。仕事では大活躍してくれているんですけど、プライベートでも仕事でも、という目線で選んだ車だったので、1~2週間休みをとって車中泊しながらどこかへ走る、なんてことはしてみたいと思っています。四国とかいいですよね。うどんも好きだし、魚もおいしいし。行った先で地場の魚をぱぱっとさばいて食べたりとか。この車ならそんなこともできそうですよね。ひとりで行くでもいいし、友達と一緒でもよさそう。近場では長野によく行っていた場所があるんですけど、雲海の上で山が臨めて星が綺麗で。行き慣れた場所でもこの車で行ったらまた違う楽しみもあるかもしれないですよね。仕事もプライベートもまだまだチャレンジしていきたいので、そのためにもGORDON MILLER NV200をもっと使い込んでいきたいと思います。
これまでの生き方や生業とリンクするGORDON MILLER MOTORSの在り方が印象的でした。これからも仕事や旅の相棒としてGORDON MILLER NV200とお付き合いいただき、お持ちのさまざまな古道具と同じような魅力を深めていただけたら幸いです。
GORDON MILLER NV200(GMLVAN C-01)オーナー
宮田さん