旅の始まりは、いつもワクワクする。朝早く家を出る時は早めに寝て備えるが、出発時間の2時間前には目が覚める。少しでも目を閉じて体を休めようとしても、もう限界。時間は朝3:00。予定より30分早いけど出発しよう。今回は富山県を経由して石川県へ。GORDON MILLER MOTORSオーナー仲間が絶景を見せてくれるらしい。
目次
1.朝ラーから始まる北陸バンライフ2.駐車場からの小道も絶景、落差日本一の称名滝
3.獅子吼高原のパラグライダーで空中散歩
4.雲上のキャンプ場で過ごす仲間との時間
5.iphoneでもキレイに撮影できる星空
6.朝のキャンプ場
1.朝ラーから始まる北陸バンライフ


暗い時間に出発し、運転しながら少しずつ明るくなっていく目の前の風景。この時ばかりは、自分が世界の中心なんじゃないかと錯覚する。これから始まるバンライフへの期待に車内で流れる音楽が重なり、日常から離れていくことを実感する。

家を出て約5時間後、最初の目的に到着。今回の旅は、朝6:00から開店している”貝出汁らぁ麺あり澤”さんの特製貝出汁らぁ麺(醤油)で朝食。普段、朝ラーを食べることはないからこそ、バンライフならではの特別な朝食。貝出汁のやさしさは朝にぴったりで、醤油ダレのコクと旨味は長距離ドライブで疲れた体に元気をくれる。最高の一日の始まり。
貝出汁らぁ麺あり澤
〒939-8191 富山県富山市布市725-5
2.駐車場からの小道も絶景、落差日本一の称名滝

朝ラーで腹ごしらえをした後は、富山の絶景を見に称名滝へ。称名滝までは、滝から1.4km手前にある称名平駐車場に車を停めて、そこからのんびり歩いて30分くらい。駐車場に到着した時点で、山の雄大さと切り立つ崖の高低差に目を奪われる。

称名平駐車場から称名滝までは舗装された道が続くので、運動不足の私でも歩きやすい。


駐車場から滝までは絶景が続く小道。山の斜面は日に照らされた緑と影のコントラストが鮮やかで、小川の流れが高品質なBGMのように一帯を覆い、目と耳で楽しむことができる。


山や崖の風景を楽しみながら進んだ先には、日本一の落差(350m)を誇る称名滝が崖の影から突然現れる。滝つぼから吹き上がる水しぶきが付近を包み込み、自然の力が生み出す圧巻の絶景に興奮が止まらない。滝を見るための高台もあるので、様々な角度から眺められる。
称名平駐車場~称名滝
〒930-146 富山県中新川群立山町芦峅寺
3.獅子吼高原のパラグライダーで空中散歩


ここからは、GORDON MILLER MOTORSオーナー仲間の4組と合流。オーナーズキャンプでは「ひでさん」と「ゆーこさん」の愛称でお馴染みの加藤さんご夫妻に紹介いただいた獅子吼高原のパラグライダー体験へ。GORDON MILLER MOTORSが5台並んだところで、パラグライダースタッフの方から「すごく気になっていて、カタログも請求したんです!」と嬉しい一言。というわけで、空を飛ぶ前に急遽見学会を開催。


車の見学会中、少し雨が降ったり止んだり。それでもフライトに問題ないことを確認したら、ゴンドラに乗って山の上へ。ゴンドラを降りると石川県を遠くまで見渡せる絶景が広がる。景色は素晴らしいが、初めてのパラグライダー体験への期待と不安が入り混ざり言葉にできない緊張感が体中に走る。この時、笑顔で仲間たちと接していたが、正直言うと怖い感情の方が強かったというのはここだけの話。


この日は風が弱く、私達には分からない微妙な風をインストラクターの皆さんが見極めて次々に仲間達とフライトしていく。


いよいよ私の番。インストラクターさんの指示そのままに斜面を走り、そして飛ぶ。浮いた瞬間、「うおーー!」そう叫んだことは覚えている。足はぶらぶら、ジェットコースターのようなレールも無く”浮く”という初めての体験に一瞬恐怖を覚える。しかし、インストラクターさんの指示どおり姿勢を整えたらすぐに落ち着くことができて、急に興奮と楽しさの感情が湧き上がってくる。空中に浮いているという日常ではあり得ない状況、眼下に広がる景色、顔にぶつかる少し冷たい空気と風の音。すごい体験だ。スマホをネックストラップをかければ自分で写真も撮れるし、インストラクターさんも写真を撮ってくれるので、記憶にも記録にも残る最高の体験になった。
獅子吼高原パラグライダースクール
〒920-2113 石川県白山市八幡町72
4.雲上のキャンプ場で過ごす仲間との時間




今回、車中泊する場所も加藤ご夫妻に選んでいただいた。冬場はスキー場にもなるHITOYAMA ICHIRINO OUTDOOR。一日中、雨が降ったり止んだりの天気だったこともあって、山の中腹にあるキャンプ場は数分ごとに景色を変える。水場もシャワー室もトイレも清潔感のあるキレイな管理棟の中にあって、家族連れもゆっくり楽しめそうなキャンプ場。ここからGORDON MILLER MOTORSオーナーさんが一人加わって、合計6組で過ごす。


キャンプ場中央のグループキャンプサイトに集まり、食とお酒の時間が始まる。地元のスーパーで購入した美味しい北陸の刺身が今回のメイン。オーナーズキャンプとは異なり、私もオーナー仲間として一緒にのんびり楽しむ。いい景色といい仲間。C-01を購入して良かったと改めて思った時間。
HITOYAMA ICHIRINO OUTDOOR
〒920-2333 石川県白山市尾添 白山一里野スキー場内
5.iphoneでもキレイに撮影できる星空


日が暮れる頃、キャンプ場の周りは水墨画のような景色になっていく。それでも、仲間たちとの楽しい会話は尽きることが無い。場所を管理棟内の焚き火スペースに移動して、ゆっくりとした非日常の時間を堪能する。すると、曇っていた空から星空が広がり始めた。

今回、オーナーズキャンプ参加者には@hoshizora.campでお馴染みの、のぼるさんが参加されていたので、この機会を逃すことなく星空の撮り方を教えていただいた。私はiphoneしか持っていないが、三脚とナイトモードを併用しただけで、今まで撮ったことがない一枚を撮影することができた。GORDON MILLER MOTORSのオーナーさんは、特異な技術や知識を持たれている方が多いので、GORDON MILLER MOTORSを購入するということは、そんな仲間達と自然に繋がれるということにも繋がる。今回の三脚はのぼるさんにお借りしたが、すぐにネットショップで三脚を購入したのは言うまでもない。
6.朝のキャンプ場



山の中腹にあるキャンプ場だが、冷え込みもなく心地よい朝を迎えた。みんなで朝食を食べて、それぞれどこに寄って帰るか朝から会話が弾む。これまで、イベント以外では一人でバンライフへ出かけることが多かったが、仲間と過ごす車中泊キャンプも楽しい。最後に記念撮影すると、いわゆるロスの感情が湧き上がってくる。でも、また次がある。企画をすればいいだけだ。
さて、次はどこへ行こうか。
■今回の旅先
貝出汁らぁ麺あり澤~称名滝~獅子吼高原パラグライダースクール~JA白山ファーマーズマーケット よらんかいねぇ広場(刺身が美味しいスーパー)~HITOYAMA ICHIRINO OUTDOOR

【著者:ナチュール】
ワイン好きなGORDON MILLERスタッフ。特にナチュール系のワインが好きで、オーナーズキャンプでは参加された方々にワインを振る舞っている。プライベートではC-01に乗り、GORDON MILLERのカー用品やアパレルを私生活でも楽しみながら、その魅力を発信中。