VANLIFE JOURNEY Volume.1
行き先も、出発時間も、決めない。GORDON MILLER MOTORS のオーナーでもある私たちスタッフが、このクルマで、自由気ままに旅をする。仕事の合間に。
休日に。思い立った、その瞬間に。
走って、止まって、眠って、また走る。
そのすべてを含めた時間を、私たちは VANLIFE JOURNEY と呼ぶことにした。飾った旅じゃない、このクルマと過ごす時間を、旅として記録していく。キャンプでも観光旅行でもない。私たちがこだわったのは、「バンライフならではの旅感」だった。この旅のコンセプトは、WHEREVER.WHENEVER.
行き先も、やることも、予定は最小限。そのときの気分で「どこへ行くか」「何をするか」を決めながら、自由気ままに走る。車中泊・車中飯ができるバンを手に入れたからこそ味わえる旅のカタチを作りたい。決して豪華な飾った旅行ではなく、心から幸せだと思える素朴な旅を目指して。
目次
1.GORDON MILLER YAMAGA からの出発2.老舗酒蔵で日本酒を調達
3.キラキラと輝く田んぼのドライブ
4.波音を BGM に海辺の車中泊
5.両子寺でクルマごと交通安全祈願
6.古民家カフェのお弁当を持って絶景ランチ
7.周防灘を見渡せる粟嶋公園で車中泊
8.田染荘で朝もやの絶景
1.GORDON MILLER YAMAGA からの出発

2025 年 10 月、同年 7 月に大分県杵築市山香町で開業したばかりの直営店「GORDON MILLER YAMAGA」に集合。集まったのは、GORDON MILLER のスタッフであり、GORDON MILLER MOTORS のオーナーでもあるスタッフ数名。旅のプランをざっくりと意見交換だけしたら、詳細は一切詰めず、早々に出発。走りながらどうするかを決めようという旅のスタイル。
「今夜は地元の美味しい日本酒を飲みたい」
「焙煎したてのコーヒー豆も手に入れて、道中で淹れたい」
「温泉には必ず入ろう」
これら 3 つの思いだけを大切にして、泊まる場所すら決めず、ひとまず国東半島にある老舗の蔵元へと向かった。
GORDON MILLER YAMAGA
住所: 大分県杵築市山香町大字内河野字神田 2543-12
情報:gordonmillermotors.com
2.老舗酒蔵で日本酒を調達


大分県の国東半島北西部に位置する小松酒造場。明治元年創業という佇まいに、自然と背筋が伸びる。一時期は酒造りを休業していたものの、6 代目の帰省を機に製造を再開したという。こうした蔵元が、これからも日本中で息づいていてほしい。そんな思いが自然と湧いてくる。勧めてもらったのは、おりがらみの生酒「豊潤」で、いわゆるスパークリング日本酒。瓶内二次発酵による生きたガス感が心地よく、食事と合わせて軽快に飲める一本だ。
即決。今夜の車中飯に向けて、車内に搭載している冷蔵庫でしっかり冷やしておく。米の価格高騰で、今の価格を維持するのは厳しいという話を聞き、この一本へのありがたみが、さらに増した。
小松酒造場
住所: 大分県宇佐市⾧洲 3341
情報:hojun.jimdo.com
3.キラキラと輝く田んぼのドライブ




一面に広がる田んぼがキラキラと輝く光景に出会った。思わず脇道に逸れ、たった 2 台だけの畦道縦列走行を楽しんでみた。GORDON MILLER では、これをキャラバン走行と呼んでいて、イベント帰りなどでも、密かに楽しんでいる時間だ。いつか、GORDON MILLER MOTORS オーナーの間でも自然と広まっていったらいいな。
その後は、気の向くままに国東半島を走る。時間も目的地も気にせず、「良い」と感じた方向へハンドルを切る。海面が輝く道を抜け、ノスタルジックなトンネルをくぐる。観光名所ではない場所ばかり。それでも、美しい景色を前にすると、不思議と心が洗われていく。そんなことを思いながら、食材の買い出し場所探し。
「スーパーへ行って…買い出しですかね?」
「それか仙人の湯か…」
「買い出しに行っちゃってから温泉の方が安心ですよね。」
そのような会話を軽く交わして、次の行き先を決めた。地元食品スーパー「てつや」では、地魚のお造りや野菜を調達。普段行かない土地の食品スーパーや市場でのお買い物は、いつもワクワクさせられる。見慣れない食材が並んでいる様が新鮮に感じるからだ。
この時点で、どうやら今日はコーヒーを淹れる時間はなさそうだと気づく。ま、いっか。予定に縛られない旅なのだから。それに、もうお造りを食べたい口になっていることでもあり。


日が沈み、真っ暗な道を Google Maps を頼りに温泉へ向かう。最近は、観光施設然とした日帰り温泉よりも、地元の人しか来ないようなローカル温泉に惹かれる。地元のおじいちゃんたちが露天風呂でのんびり会話している光景に出会うと、それだけで旅をしている気分になる。
フレッシュマートてつや
住所: 大分県国東市国見町伊美 2445-1
情報: kunisaki-tetsuya.jp
湯の里 渓泉(けいせん)
住所: 大分県国東市国見町赤根 180
情報:yunosato-keisen.ks-rondo.net
4.波音を BGM に海辺の車中泊




温泉でさっぱりとした後、
「さぁ、今晩はどこで寝る?」
「海辺に泊まって、波音を聞きながら車中泊しよう。」
「それ、いいね。」
国東半島最東部近くの向田海岸。海岸際で車中泊が可能。しかも、トイレがきれい。到着後は、食後すぐに休めるよう、各自で車内を整える。そして、GMLVAN V-01 に集合し、車中飯スタート。キンキンに冷えたスパークリング日本酒と地魚のお造り。言うことなし。蒸籠蒸しにも挑戦し、冷たいもの、温かいものをバランスよく。車中飯だからと妥協はしない。その場で切ったスダチを搾るだけで、香りは一段と立つ。気の利いた調味料があるかどうかで、車中飯の満足度は驚くほど変わることに最近気づいた。やがて、クラフトビールやウィスキーへ夜中まで続く談笑。BGM は、波音と、Bluetooth スピーカーから流れる微かな JAZZ。決して広くはない車内で、おじさん 3 人が呑んでいるという、シュールな光景。でも、これこそがバンライフならではの楽しさなのかもしれない。車中泊ができるバンを手に入れたからこそ味わえる旅のかたちがある。豪華でも、映えるわけでもない。心から幸せだと思える、素朴な旅をしたかった。



2 日目の朝、波の音で目が覚めた。海はキラキラと反射した様子が美しい。清々しい気分で一日を始められる。チェックアウトの時間はない。時間に追われることのない旅。ゆったりと過ぎる時間を楽しむ。なんだかバンライフ的だな。
白米を炊く。ふりかけをかける。おにぎりを握る。海苔はパリッと立てる。お味噌汁を用意する。お湯を沸かして味噌に注ぐだけ。出汁も具も味噌に入れてある。楽チン。全て車内で済ませる。
車中泊を繰り返す中で編み出したスタイル。
歯磨き。身支度。布巾やタオルも乾いている。車内清掃や荷物整理を済ませて。さぁ、側にあるカフェでコーヒーを頂くとするか。感じの良いスタッフさん。ていねいにコーヒーを淹れてくれた。海を眺めながら、豊かな時間を味わう。
海辺と珈琲ことり
住所: 大分県国東市国見町向田 1893-6
情報:kotorikomise.theshop.jp
向田海岸(むかたかいがん)
住所: 大分県国東市国見町向田
車中泊をご希望の方は「海辺と珈琲ことり」へ
お問い合わせください。
5.両子寺でクルマごと交通安全祈願


カフェを後にしたら、しばらく海岸線を走ってみた。次は内陸方面に向かう。のどかな田園風景を横切り、トンネルを抜け、山岳地帯に入った。小雨が降ってきた。到着したのは、国東半島のほぼ中央に位置する寺院「両子寺(ふたごじ)」。1300 年の歴史があり、瀬戸内海国立公園にも編入されている。GORDON MILLER MOTORS オーナーの交通安全を祈願して、住職にお経を唱えて頂いた。日本全国のオーナーが末永くバンライフを楽しんで頂けることを願う。クルマごと参拝。3車種全て。
両子寺(ふたごじ)
住所: 大分県国東市安岐町両子 1548
情報: futagoji.jp
6.古民家カフェのお弁当を持って絶景ランチ



次に向かったのは、古民家カフェ「まめのもんや」。お弁当を予約しておいた。看板犬カマンちゃんがお出迎え。
偶然にもレンタカースタッフと遭遇。よく利用するようだ。オーナーさんご夫妻は東京からの移住組。移住者が営む素敵なお店。国東半島でよく見かけるパターン。お弁当を持って。どこで食べるか考えながら周辺ドライブ。
そうだ、高いところに登ってみよう。「抜ける景色が最高」というスポットを思い出す。広い駐車場に横一列で停められ、リアゲート越しに景色を眺められる。トイレもある。バンライフランチに申し分ない場所。横岳自然公園。到着。リアゲート オープン。
お弁当には、お品書き付き。お店でランチ提供しているメニューがぎゅっと詰まっている。玄米おにぎり 2 種、季節の地元野菜などなど。3 人で美味しくいただいた。今度はお店で頂こう。景色を眺めながら。何もしない。これこれ。バンライフらしい旅。


晩御飯の買い出しに。国東半島にある地元食品スーパー「神田楽市」。GORDON MILLER 2 号店がお世話になっている地主さん。温泉はすぐ近くにある、「山香温泉 風の郷」でひとっ風呂。
まめのもんや
住所: 大分県杵築市大田小野244
情報:airrsv.net/mamenomonya/calendar
横岳自然公園
住所: 大分県杵築市大田波多方4448-1
キャンプ場内電源付きオートサイト有り
情報:o-sinkou.jimdo.com
神田楽市
住所: 大分県杵築市山香町大字内河野2543-1
情報:parks-oita.com/
山香温泉 風の郷
住所: 大分県杵築市山香町大字倉成3003
情報:Yamaga-kazenosato.com
7.周防灘を見渡せる粟嶋公園で車中泊



また小雨が降ったり止んだり。暗くなった国東半島を海岸線まで北上。虫の音が季節の移ろいを感じさせてくれる。窓を開けて季節感を楽しもう。今宵のお宿は粟嶋公園。豊後高田市に確認してみたら、車中泊 OK とのこと。RV パークもあり、いざという時に、とてもありがたい。広い駐車場に横一列で停められ、リアゲート越しに景色を眺められる。トイレがきれい。めちゃくちゃオススメ。掃除して下さっているスタッフさんに頭が下がる。
神田楽市で買ったお寿司を盛り付け、スーパーの海鮮丼も、別の器に乗せ替えてみる。器が良いと気分が上がる。
食後は柿のデザート付き。ナイフ捌きもお手のもの。昨日は呑み過ぎたから、早く寝よう…
3 日目、朝の景色を楽しもうと、少し早起きしてみた。なんせ絶景に泊まっているんだから。リアゲートを開けるだけでワクワクする。まだ薄暗い。間に合った。車内は早々に片付けよう。まだ月も楽しめる。GORDON MILLER の並んだ顔ぶれが好きだ。
粟嶋公園
大分県豊後高田市臼野
公園内RVパーク有り
https://www.city.bungotakada.oita.jp/site/showanomachi/1455.html
8.田染荘で朝もやの絶景




ここで欲が出てきた。田染の朝もやを観たいと。そうと決めたらすぐに出発しよう。ありがとう、粟嶋公園。逆光の朝陽に導かれ、田染荘(たしぶのしょう)に到着。間に合った。旅の最後にどうしても見たくなった景色。国東半島で最高クラスの景色ではないか。早速キャラバン走行してみた。クルマから降りて周辺散策。ここでも虫の音。豊かな自然に心が満たされる。地元のご夫婦が来てくれた。以前立ち寄った際に意気投合して、今では飲み友達に。一緒にコーヒータイム。熟した渋柿を持って差し入れてくれた。驚くほど甘くてジューシー。旅の道中で地元の方と触れ合えるっていいな。てらきちさん、ありがとう。


旅の締めは GORDON MILLER YAMAGA。交通安全祈願のお守りを店⾧へ託す。オーナーの交通安全を祈って。
2 泊 3 日の旅で乱れた車内を整える。後始末は早めにササッとしたいものだ。1 つ 1 つの荷物をきちんと確認したり、所定の位置に戻したり。もちろん愛車も。洗車グッズは取り出しやすい位置に置いてある。泥をサッと流すだけでいい。コーティングしているわけだし。ホースリールを使わない。バケツに水を汲んで、カーシャンプーを使わず、ブラシで流すだけ。洗車しながら、早くも旅の思い出が駆け巡る。
いい旅だった。さぁ、次はどこへ行こうか!
ホタルの館
住所: 大分県豊後高田市田染小崎 2596
情報: tashibunoshou.blogspot.com
■今回の旅先
DAY 1
GORDON MILLER YAMAGA→小松酒造場→フレッシュマートてつや→湯里渓泉→向田海岸/海辺と珈琲ことり
DAY 2
向田海岸/海辺と珈琲ことり→両子寺→まめのもんや→横岳自然公園→粟嶋公園
DAY 3
粟嶋公園→ホタルの館→GORDON MILLER YAMAGA
日程:2 泊 3 日

【著者:ゾネキチ】
旅好きのGORDON MILLERスタッフ。若い頃にバックパッカーとして世界約40ヵ国を歴訪。
2023年にGORDON MILLER MOTORS「GMLVAN V-01」を購入し、仕事とプライベートの双方でバンライフに挑戦している。






