ハイエースをベースとしたGMLVAN V-01は発売から3年が経過し、多くのオーナー様に日常からバンライフまで幅広いシーンで楽しんでいただいています。GORDON MILLERのハイエースはシンプルな作りだからこそ、オーナー様それぞれのスタイルでオンリーワンの形を作り上げられることが特徴で、オーナー様の口コミもあって人気車両に成長しました。
オーナー様に改めて購入理由をお伺いすると「丸目のフェイスデザイン」が決め手だったという方が多くいらっしゃいます。そこで今回は、ロゴデザインから車両デザインまでGORDON MILLERの多くのデザインを担っているデザイナーに丸目デザインのこだわりを聞いてみました。
目次
丸目ライトの採用丸目4灯とインダストリアル感
フロントのエンボスロゴ
「GORDON MILLERの世界観」と「GORDON MILLER MOTORSらしさ」
丸目ライトの採用
車のフロントは人の顔みたいだなと思っていて人の顔を見るとなんとなく性格がわかったり、特に目は特徴が出ると思います。同じように車もフロントデザインでその車の特徴が出るしライトでだいぶ印象が変わってきます。そこで特徴に大きく影響するライトを丸目ライトにすることに決めました。あと、丸目ライトにはクラシックなイメージがあるのも決めてで、クラシカルな旧車っぽさも出したかったです。
丸目4灯とインダストリアル感
ライトを4灯にして内側のライトはデイライトにしました。デイライトによる安全性と4灯の特徴的なデザインが両立できたと思います。丸目ライトをグリルにレイアウトするにあたっては内部構造やセーフティセンサーの位置を考慮して、丸目ライト、デイライト、ウインカーの位置を決めていきました。クラシックな丸目ライトの採用による親しみやすさと、直線を生かしたフロントグリルをミックスすることにより親しみやすさとインダストリアル感のバランスが良くなり、GORDON MILLERらしい特徴的なフロントデザインになりました。
フロントのエンボスロゴ
GORDON MILLERハイエースで採用しているベース車両のトヨタハイエースにはToyota Safety Senseのミリ波レーダーがグリルの中央に付いていて、グリルの中央にエンブレムが付けられないため、ボンネットにロゴをエンボスで付けました。フロントのエンボスロゴは日産NV200をベースにしたGMLVAN C-01やダイハツハイゼットカーゴベースのGMLVAN S-01にはない特徴となりました。
「GORDON MILLERの世界観」と「GORDON MILLER MOTORSらしさ」
丸目にした理由としてヴァナゴンT3をリスペクトしているからというのもあります。ヴァナゴンT3はバンライフのアイコン的存在だなと思っていて、使い勝手も良さそうだし、どこへでも行けそうだし、乗っている人は楽しそうだし。ヴァナゴンT3の丸目仕様は直線的なデザインと丸目ライトの相性がとてもいいなと思っていました。ただし、ヴァナゴンをリスペクトしすぎてそっくりなのはよくないと思っていて、デザインする上では「GORDON MILLERの世界観」と「GORDON MILLER MOTORSらしさ」をいかに表現するかを大切にしました。
クラシカルな見た目の中に愛嬌とGORDON MILLERらしいインダストリアル感、そして車にとって大切な安全性。それらのすべてを形にしたのが丸目だったんですね。